♪サムシン・エルス

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「ときどきアルバムを・ ・その2」


朝晩めっきり寒くなってきました。季節は秋から冬ふへ移っていきますね。
この時季の名曲が収められた“音楽史上に輝く不滅の1枚”をご紹介いたします。

*コメント欄は閉じております


◇人気アルトサックス奏者キヤノンボール・アダレイ唯一のBN盤。
マイルス・デイヴィスの名演も光るモダン・ジャズの超豪華盤。
究極の「枯葉」を収録。


◆『サムシン・エルス』/ キヤノンボール・アダレイ&マイルス・デイヴィス


フロリダ在住のキヤノンボールがニューヨークのジャズ・クラブに飛び入りし、圧倒的な
プレイでジャズ界に話題を巻き起こしたのは1955年夏のことだった。

3月に亡くなったチャーリー・パーカーと入れ替わるように現れた彼はたちまち話題の
的となり、多くのミュージシャンの目を点にした。その中にはもちろんマイルスもいた。

意気込みを新たにニューヨークへ移住した彼を、“第2のチャーリー・パーカー”として
売ろうとするレコード会社の戦略は先細りとなり、弟のナット・アダレイと結成した
バンドも多大な負債を抱えて解散、そんな彼にマイルスは声をかける。

1957年10月、キヤノンボールはマイルス・バンドに正式参加。翌年初頭には元メンバー
であるジョン・コルトレーンも復帰し、マイルス=キヤノンボール=コルトレーン
という黄金のラインナップが揃った。

本作は上記3人が集結した『マイルス・トーンズ』の2度目のセッションから
わずか5日後に録音された。
リーダーは契約の都合上キヤノンボール名義となっているが、アルバムの中心に
位置するのは間違いなくマイルスだ。

リズム・セクションはピアニストのハンク・ジョーンズ、キヤノンボールの初リーダー作
「プレゼンティング」に参加している。
サム・ジョーンズは第1次クインテットの元メンバーで、
キヤノンボールが最も信頼を寄せていたベーシスト。
アート・ブレィキーは当時ベニー・ゴルソンをプロデューサーに迎え、新生ジャズ・
メッセンジャーズ結成に取り組んでいた。彼の抑えに抑えたドラムスも本作の重要なスパイスだ。


#収録曲(YouTube)

1.枯葉
  https://youtu.be/tguu4m38U78

2.ラヴ・フォー・セール
  https://youtu.be/4tSYXpq2kW0

3.サムシン・エルス
  https://youtu.be/2Kag0vqS8CU

4.ワン・フォー・ダデー・オー
  https://youtu.be/u2xx3YTu2ac

5.ダンシング・イン・ザ・ダーク
  https://youtu.be/wsxcZ8qNCAQ


〔パーソネル〕

マイルス・デイヴィス(tp)
キヤノンボール・アダレイ(as)
ハンク・ジョーンズ(p)
サム・ジョーンズ(b)
アート・ブレーキー(ds)

1958/3/録音